Gilt不調。米国大型フラッシュセールサイトの成長が鈍化
直近2014年の上場を目指していたGiltですが、2013年に上場したZulilyの株価低迷を受けて、上場時期を延期しているとのこと。 直近の5,000万ドルの調達も気になりますね。
大型フラッシュセールサイトのビジネスが振るわなくなってきた理由は、競合サイトの増加と、ブランド側も生産コントロールを行い以前のように在庫を出さなくなってきているからではないでしょうか。
あとは、高級品を買いたい、というニーズが徐々に減少してきているのかもしれません。価値観の変化ですね。
では、フラッシュセールがビジネスとして成り立たないかというと、決してそんなことはなく、安く物を買いたいというニーズはなくならないと考えています。「高級品を安く」ではなく、ニーズをよんでどれだけ「欲しいものを安く」提供できるかどうかがより重要になってきます。いずれにせよ、以前のような会員数を増やすことだけを最命題にしていては、やっていけなくなってきたということですね。
さあ、日本のフラッシュセールビジネスはどうなることか。大資本の参入による新参サイトの下克上がありそうで楽しみです。